おやなぎさん見学散歩(1/13) 実施報告

おやなぎさんとは、村の小正月行事の一つ、道祖神祭りのことです。

道祖神まつり・おやなぎさんとは何か?を探求すべく(^^) 明野の一本松地区に住む道守高橋さんのご案内で、歩いてまいりました。おやなぎさん作りの体験もできて、とっても貴重な一日となりました 

平成最後の新年第一回めのそろんそろんフットパスです。20名の方々が集まってくれました。地元明野町の方も3名参加して下さったのですが、なんとおやなぎさんを見るのは初めてとか、ほんとかなあ? おやなぎさん作りをみるのが初めて、という意味だったかな? すみませんよく確認しませんでした。

スタートから15分で、原公民館に到着。もう賑やかにおやなぎさん作りが始まっていました。準備が大変そうですが、すべては今日一日で準備し、仕上げることになっているのです。なので、集落の男衆は早朝から竹藪にでかけ、太い竹を何本も切り出してきます。

これを縦に細長く割っていくのに熟練の技術が必要なのです
女衆も早朝から集まって竹に飾り付けるものを準備します。
私達にも飾り付けをやらせていただきました。コツを掴むまでが難しい
悪戦苦闘中。お手伝いというよりお邪魔だったですね(^^;)
野次馬として見ているのは楽しいものですが、毎年継続していくのは大変です。
でも、集落総出で和気藹々と祭りの支度をしている風景はどこか懐かしく温かく、楽しげでした。
飛び入りの私達にも甘酒が振る舞われました♪ 奥の座敷では新年会の準備も(^_^)v
さあ、飾り付け完成です。これを近くの広場まで運びます
公民館の脇に、山梨県ではお馴染みの丸石道祖神があります。

「道祖神まつり」というくらいですから、以前はこの道祖神の側におやなぎさんを立てたのですが、近年電信柱や電線が邪魔をして、移動せざるを得なくなったということです。

ここからは男衆の出番です。肝心なところは長老がチェックしながら作業は進みます
長老です。技術やしきたりの伝承はかかせません。
細かな作業が続きます。人でも沢山必要です。人口減でお祭り中止になってしまった集落が近年いくつか出てきてしまいました。
本当はおやなぎさんを立ち上げる場面がクライマックスなのですが、私達は時間がないので、いったんここから離れます。上の写真はまだ立ち上げる場面ではありません。来年は、一致団結して立ち上げる勇壮な場面を見られる時間配分にしましょう。集落のみなさんが心を合わせる瞬間、それがあるから集落の人々はまとまり、お祭りが継続していくのでしょうね。
さて、そろんそろんと付近を一周して帰ってきましたら、遠くから美しく立ち上がっているのが見えました。一斉にオ~ッと歓声があがりました。
竹飾りが柳のように垂れ下がっているので「おやなぎさん」です。
遠くに甲斐駒ヶ岳も見えて、すばらしい景色ですが・・
反対側に目をやると、ここは住宅地の一角です。

実は、この広場もお借りして、立てさせていただいているという状況なのです。この土地も住宅地として売りに出されているので、ここが売れてしまったら、もう他に移す土地はありません。いくら田舎(失礼)でも、「電線のない広い土地」で、本来なら道祖神のある所、という場所はなかなかありません。そんなこともこのお祭りを継続していけなくなった集落が増えてきた理由の一つでしょう。

車で明野町の他の道祖神、おやなぎさんを幾つか見てまわりました。それぞれの集落で微妙に作り方が異なっています。それが分かるようになると楽しいものです♪。

集落の無病息災、家内安全、子孫繁栄などを司る道祖神に祈る明野の小正月行事「おやなぎさん」が、いつまでも続きますようにと願わずにはいられません。

明野のみなさん、今日は素敵な場面を見させていただき、甘酒まで振る舞っていただいて、有難うございました。かえってお邪魔になったかもしれませんね、申し訳ありませんでした。来年はおやなぎさんを立ち上げる場面をみさせていただきたいと思います。